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雪国(多雪地域)の植栽技術 |
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1.北陸地域の環境条件 |
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日本全国の中で雪の降る所はたくさんありますが、地域によって雪の性質が大きく異なります。少し乱暴ですが、雪は「水分の少ない乾いた軽い雪」と「水分が多い湿った重い雪」とに分けることが出来ます。
雪国の中でも北陸は「湿った重い雪がたくさん降る」地域で、北海道や東北地方、長野県などとは異なる「湿雪多雪地域」として区分されます。北陸は、湿った重い雪が、しかも非常にたくさん降る地域として、日本全国の中でも特異な環境条件下にある地域と言えるでしょう。
そのため、北陸の植物達は毎年冬になると、湿った重い雪の下に閉じ込められて、それに耐えながら生活しなければなりません。
「重い雪がたくさん降る」ことは北陸地域の環境特性であり、緑化を考える場合これを十分に踏まえた対応が不可欠となります。
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2.湿雪多雪 |
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「重い雪がたくさん降る」とどうなるでしょうか?
屋根に積もれば家が潰れます。学校のグランドにある鉄棒が曲がります。道路のガードレールが壊れます。もちろん樹木は、枝や幹が折れたり曲がったり、時には大木がボッキリと折れることも珍しいことではありません。
雪の重さを考えてみると、1立方メートルあたり乾燥した軽い雪では100〜200kgくらいですが、湿った重い雪では300〜500kgもあります。それに、雪は隣り同士で強くつながっている(粘着力)ために、周りの雪の重さも一緒になって加わることになります。
雪の重さと粘着力によって「グランドの鉄棒が曲がる」ような北陸の冬、雪の下で頑張っている植物達を想像して下さい。
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3.緑化技術の基本 |
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冬の環境がとても厳しい北陸ですが、山にも野にも自然の植物はたくさん生育しています。したがって、緑化を進めようとする場合、最も基本となるのは「自然のメカニズム」を良く理解することです。自然のメカニズムから素直に学び、それを技術に応用することが、当該地域における有用な技術になります。例えば・・・
Q:積雪が3mを超える厳しい環境圧の中で、自然林が成立し続けられるのはなぜか?
Q:春の融雪時、植栽樹木が過湿にならない方法は何かあるか?
Q:除雪や降積雪の荷重を軽減するにはどうすればよいか?
Q:最大積雪深と雪害発生との関係は?
Q:傾斜地でグライドによる雪害を少なくする植栽の方法は?
など、雪国特有の技術的課題が多くあります。これらに対して的確に応えて行かなければなりません。
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4.30年を超える蓄積 |
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弊社は、昭和48年から今日まで北陸地域における緑化及び緑化技術に関する調査・研究、及び技術開発を行って来ました。その結果、緑化技術全般から、都市緑化、屋上緑化、道路緑化、海岸緑化、河川緑化、砂防緑化、ダム緑化など、あらゆる場面における緑化技術(緑化の方法)について、対応が可能です。
北陸地域における緑化については、どのような内容でも結構です。是非ご一報ください。
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【実 績】 |
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以下の技術書を執筆しました。
・「雪国の植栽」:昭和60年6月
・「雪国の植栽樹木図鑑」:昭和62年2月
・「法面緑化の手引き(案)」:平成3年3月
・「野芝種子吹付施工の手引(案)」:平成4年3月
・「北陸の緑化技術指針」:平成15年4月
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【緑化技術関係のお問い合わせ先】 |
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株式会社グリーンシグマ
〒950-2042 新潟市西区坂井700-1
TEL 025-211-0010(代表)
TEL 025-211-0015(環境調査室)
FAX 025-269-1134
メールアドレス [email protected]
担当:目黒 修治
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